サイトカインは何をしている?体の中で起こっている変化

こんにちは、N2クリニック銀座です。
体の中では、私たちが意識しないところで無数の「会話」が行われています。今日はその中心的な役割を担うサイトカインについて、患者様と医師の会話を通してお話ししてみようと思います。



患者様
「先生、最近よく“サイトカイン”って聞くんですが、いったい体の中で何をしているんですか?」

医師
「とても良い質問ですね。サイトカインは簡単に言うと、細胞同士が情報を伝え合うためのメッセージ物質です。免疫細胞、幹細胞、皮膚や血管の細胞など、さまざまな細胞がサイトカインを出して、体の状態を調整しています。」



サイトカインが体の中でしている主な働き

患者様
「メッセージ物質というと、どんな変化が起きるんですか?」

医師
「大きく分けると、次のような働きがあります。」
    •    炎症を起こす・抑える
細菌やウイルスが入ったとき、炎症を起こして体を守る指示を出します。一方で、炎症が強くなりすぎないように抑えるサイトカインもあります。
(引用元:Dinarello, Nature Reviews Immunology, 2007)
    •    免疫細胞を活性化・調整する
NK細胞やT細胞などに「今は攻撃する時」「今は落ち着く時」と指示を出します。
(引用元:Spangler et al., Nature, 2015)
    •    組織の修復・再生を助ける
傷ついた組織に対して、血管を新しく作ったり、細胞の増殖を促したりします。
(引用元:Caplan & Correa, Cell Stem Cell, 2011)



サイトカインと再生医療の深い関係

患者様
「再生医療とも関係があるんですか?」

医師
「はい、とても重要な関係があります。たとえば幹細胞治療では、細胞そのものが組織に変わるだけでなく、幹細胞が分泌するサイトカインが周囲の細胞を元気にすることが分かっています。」
    •    幹細胞が放出するサイトカイン
→ 炎症を抑える
→ 血流を改善する
→ 傷んだ組織の修復を促す

この“周囲を整える力”をパラクリン効果と呼び、再生医療の効果の大きな要因と考えられています。
(引用元:Gnecchi et al., Nature Medicine, 2008)



サイトカインが乱れるとどうなる?

患者様
「逆に、サイトカインが乱れるとどうなるんでしょうか?」

医師
「バランスが崩れると、次のようなことが起こります。」
    •    慢性的な炎症が続く
    •    免疫が過剰に働き、自己免疫疾患につながる
    •    修復力が落ち、老化や回復の遅れを感じやすくなる

年齢やストレス、生活習慣によってもサイトカインの分泌バランスは変化することが知られています。
(引用元:Franceschi et al., Annals of the New York Academy of Sciences, 2018)



N2クリニックが大切にしている考え方

医師
「N2クリニックでは、ただ細胞を投与するのではなく、サイトカインを含めた体内環境全体を整えることを重視しています。」
    •    厚生労働省に正式に届け出た再生医療等提供計画番号を取得
    •    20年以上にわたる研究実績をもとに、科学的根拠を重視
    •    専門の医師が患者様一人ひとりの状態を丁寧に評価

幹細胞治療や免疫細胞療法については、クリニック公式サイト内の幹細胞療法ページや免疫細胞療法ページでも詳しくご説明しています。



これから再生医療を検討される患者様へ

患者様
「サイトカインって、思っていた以上に大切なんですね。」

医師
「そうなんです。目に見えないけれど、体の回復力や若々しさを支えている存在です。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。」



【監修クリニック・アクセス情報】

N2クリニック銀座本院
住所:東京都中央区銀座6丁目6-5 HULIC &New GINZA NAMIKI6 11階
TEL:03-3289-0202
診療時間:10:00~18:30
休診日:日曜日
最寄駅:各線銀座駅B5番出口より徒歩4分

【記事監修】
井上将之(N2クリニック銀座本院)

 
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