医師が「適応外」と判断するケースとは

こんにちは、N2クリニック銀座本院です。
「自分は再生医療を受けられるのかな?」とご相談に来られる患者様がとても増えています。今日は「医師が“適応外”と判断するケースとはどういうときなのか」について、患者様との会話を交えながらお話ししてみようと思います。



患者様
「先生、ネットでは幹細胞治療が効くって見たんですが、私は“適応外”と言われることもあるんですか?」

医師
「はい、可能性はあります。適応外というのは“見放す”という意味ではなく、医学的な安全性や効果を総合的に考えて、今は行うべきではないと判断することなんです。」



医師が「適応外」と判断する主なケース

① 病状や進行度が適応に合わない場合

医師
「例えば、膝関節の再生医療でも、
・軟骨が完全に消失している
・関節の変形が非常に強い
こういった場合は、幹細胞を使っても十分な改善が期待できないことがあります。」

患者様
「やっても意味がないかもしれない、ということですか?」

医師
「“意味がない”というより、期待できる効果と負担が釣り合わないと判断する、というイメージですね。」

(引用元:Kwon et al., Am J Sports Med, 2019)



② 基礎疾患や全身状態の問題

医師
「再生医療は比較的安全性が高い治療ですが、
・重度の感染症
・活動性のがん
・自己免疫疾患が強く不安定な状態
このような場合は、治療によるリスクが上回る可能性があります。」

患者様
「年齢が高いだけでもダメですか?」

医師
「年齢だけで一律に適応外にすることはありません。ただし、免疫状態や回復力を慎重に評価します。」

(引用元:Lalu et al., Cytotherapy, 2012)



③ 科学的根拠が十分でない目的の場合

患者様
「SNSで“何でも治る”みたいな投稿を見たんですが…」

医師
「そこはとても大事なポイントです。
再生医療は万能ではありません。現時点で論文や臨床データが乏しい目的に対しては、当院では適応外と判断します。」

医師
「“できる”と“やるべき”は違います。患者様の大切な体だからこそ、慎重である必要があります。」

(引用元:ISSCR Guidelines, Stem Cell Reports, 2021)



④ 患者様の理解や同意が十分でない場合

医師
「実は、医学的条件を満たしていても適応外になることがあります。」

患者様
「え、どういうことですか?」

医師

・治療の限界を理解していない
・過度な期待を抱いている
・説明に納得されていない
こうした場合は、あえて治療を行わない判断をします。」

患者様
「ちゃんと理解することも治療の一部なんですね。」

医師
「その通りです。」



「適応外」と言われたときに知っておいてほしいこと

医師
「適応外=終わり、ではありません。」

・状態が改善すれば将来適応になることもある
・別の再生医療や免疫細胞療法が適している場合もある
・経過観察が最善な選択のこともある

医師
「私たちは“今、この患者様にとって最善か”を常に考えています。」



N2クリニックの考え方

N2クリニックでは、
    •    厚生労働省に正式に届出された再生医療等提供計画番号を取得
    •    20年以上の研究実績をもとに、科学的根拠と安全性を最優先
    •    専門の医師が一人ひとりの患者様を丁寧に評価

「何でも行う」ではなく、「やるべき治療だけを行う」ことが、私たちのスタンスです。



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診療時間:10:00~18:30
休診日:日曜日
最寄駅:各線銀座駅B5番出口より徒歩4分

【記事監修】
井上将之(N2クリニック銀座本院)



参考文献・医学的根拠
    •    Kwon et al., American Journal of Sports Medicine, 2019
    •    Lalu et al., Cytotherapy, 2012
    •    ISSCR Guidelines, Stem Cell Reports, 2021
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